「同僚や上司に渡すとしたら、どんなチョコレートがいいんだろう?」
「どれくらいの値段をかけたらいいのか想像がつかない」
同僚や上司、職場の仲間にバレンタインにチョコレートを渡そうか検討している方にはさまざまな疑問があるかと思います。
正直にいうと、筆者はバレンタインデーに義理チョコを渡さなければならない道理はないと考えていますが、保守的な会社では半ば「バレンタインデーにチョコレートを渡すのは当然」といった空気があるのは否定できない事実です。そういう場合には「郷に入りては郷に従え」ではありませんが、渡しておくのが賢明でしょう。
また、本当にお世話になった上司などにはバレンタインを良い機会として、個別にちょっとしたお礼を行いたいと思っている方もいるでしょう。そういう場合はちょっとセンスがある商品をチョイスしたいものです。
そこで、この記事では前半に職場でバレンタインにチョコレートを贈る場合のおすすめ銘柄を紹介し、後半で職場でチョコレートを渡すときのマナーについて解説します(なお、チョコレート以外で恋人にバレンタインで贈りたいプレゼントについては「チョコ以外で贈りたい!バレンタインで彼が本当に喜ぶプレゼント10選」を見てください)。
【厳選】バレンタインに職場で贈りたいおすすめ銘柄5選
職場でチョコレートを渡すといっても、いわゆる「義理チョコ」の場合もあるかもしれませんし、お世話になった上司・同僚に個別で贈ったり、密かに思っている本命に渡す場合もあるでしょう。
そこで、特別な方へ個別に贈る場合のおすすめ銘柄と、職場全体に配るための義理チョコ用途の銘柄に分けてご紹介します。
特別な人に個別で贈る場合の、やや高級なおすすめ銘柄
まずは、個別に贈る場合のリッチで特別感のある、おすすめの銘柄を紹介していきます。
普段のお礼の意味も兼ね備えているため、やや高価なものも含まれていますが、きっとあなたのセレクションの良さに感動を覚えるに違いありません。
まさにプレミアムな「ル・コキヤージュ」
東京は神楽坂にあるフレンチレストラン「ル・コキヤージュ」が手掛けるチョコレート。極上の口溶けがプレミア感を演出する「テリーヌ・ドゥ・ショコラ」がいちばんのおすすめ。
パティシエからの評価が高いヴァローナ社のクーベルチュールチョコレート3種を最適なバランスで構成されています。特徴は芳醇なカカオのアロマと雑味のない「完璧」としかいいようがない口溶け。
フレンチレストランが、調理技術を活かして毎日丁寧に仕上げているので、その美味しさは折り紙付きです。
定番にして鉄板の「ゴディバ」
「定番中の定番」でありながら、その人気を裏付けているのはその確かな美味しさと実績。
創業90年を超える老舗チョコレート専門店であるゴディバは、老若男女問わず広く愛されているので「外したくたい」ときにはうってつけのプレゼントとなります。
やや「高級」「敷居が高い」というイメージがありますが、サイズを選べば比較的安価に入手できる商品もあるので、お財布事情に合わせてセレクトするのがおすすめです。
和風好みの男性にはこれ!「桃翠園」
男性のなかには一定数、チョコレートが苦手という方がいます。そういう男性におすすめな和風スイーツが桃翠園。明治40年に出雲で創業し、以来100年以上にわたり抹茶を中心とした商品開発を行っています。
特徴は、自社茶園で栽培・収穫し、自社工場にて加工してできた出雲抹茶を使用していること。最高級品だけを使っているので、抹茶の濃厚な味・香りが味わえるスイーツとなっています。
抹茶好き、和風スイーツ好きの男性が喜ぶこと間違いなしです。出雲は「縁結び」の土地ということで、意中の人に渡すのもおすすめです。
以上3つ店舗が、職場の特別な人に贈る場合の、おすすめ銘柄となります。
職場全体に配る場合のおすすめ銘柄
ここからは、職場全体に配る場合のおすすめ銘柄を紹介していきたいと思います。正直な話、義理チョコにそれほどお金をかける必要はありません(受け取る側の男性にとっても心理的な負担になることが多いです)。
とはいえブラックサンダーはあまりに味気ないという方のために、比較的安く手に入れられることができ、かつ大容量も選べるものをチョイスしました。
低価格帯から選べる「サロンドロワイヤル」
サロンドロワイヤルは1935年に創業した、日本のチョコレート会社の老舗。
取り扱いは豊富で、50種類ほどあります。そのなかでもピーカンナッツ関連の商品は人気が高く、ピーカンナッツチョコレートの取り扱いは国内最大級の取扱量を誇ります。
1番人気の商品である「ラ・ラ・ラ ピーカン」は10袋入りで1000円ちょっととリーズナブルなところも嬉しいですね。
みんなが知っている安心感がある「ロッテ」
最後は皆さんご存知のロッテが運営する「ロッテオンラインショップ」。店頭では購入できないオンライン限定商品も豊富に取り揃えているので「まとめ買い」には実はうってつけなんですね。
「いちご尽くしセット」「新商品バラエティセット」など、職場のメンバー全体に一気に贈るのに相応しいものもたくさん取り揃えているので、ぜひ一度チェックしてみてください。
ここまでで、職場でチョコレートを渡す際のおすすめ銘柄を個別で渡す用途と、義理で皆に渡す用途に分けて紹介してきました。次に、職場でバレンタインにプレゼントを渡すうえでの注意点についても解説してきます。
職場でのバレンタイチョコレートの渡し方とマナー
仕事の場で渡す以上、友人・恋人に対して渡すようなことはできません。そもそも渡す必要があるのか、渡すタイミングはいつが最適なのかといった職場ならではの渡し方の注意点について見ていきましょう。基本的に次の3点に注意すれば問題ありません。
- あなたの会社では、義理チョコを渡す慣習があるか確認しておく
- 個別で渡すのであれば、定時勤務時間中を避ける
- 全体に配る場合は、抜け漏れがないように配慮する
それぞれ、詳しく解説してきます。
会社に義理チョコを渡す慣習があるかどうかをチェック
バレンタインにチョコレートを贈ることが歓迎されているかどうかは、会社によって大きく異なります。
お歳暮、年賀状、そしてバレンタインといった儀礼的な慣習を一切禁止している会社もあれば、不文律として「普段からお世話になっている会社のメンバーに義理チョコを渡すのは当たり前」という空気が残っている会社もあります。
なので、義理チョコを配る慣習があるかどうか、配ってはいけない規則があるかどうか、先輩社員に事前にヒアリングしておきましょう。
あなたの会社にバレンタインにチョコレートを渡す慣習がなければ、あえて手配する必要はありません。
【補足】職場での義理チョコの受け渡しには男女ともに不満の声がある
近年ではいわゆる「義理チョコ」は不評になっています。口に出すかどうかは別として、内心不満に思っていることが多いのが実情です。
日本法規情報株式会社が行ったアンケートによると「職場でのバレンタインデーにチョコレートなどをプレゼントすることを社内規程で禁止すること」に約7割の方が賛成の声をあげています。同アンケートでは「あげる、お返しすることが面倒」「仕事には関係ない」といったリアルな声も寄せられています。
女性からすれば「チョコレートを手配するのに時間がかかる」「選ぶのが面倒」といったデメリットがありますし、そもそも余計にお金がかかってしまいます。一方、男性としても「お返しを考える負担が大きい」と感じる方が多いのですね。
チョコレート専門会社であるゴディバも「日本は、義理チョコをやめよう。」と題する新聞広告を打ち、日本の義理チョコ文化に一石を投じています。
この広告のメッセージに賛同の声が上がっているので、将来的には職場でのチョコレートの受け渡しの慣習はなくなっていくのかもしれません。
全体に配るのであれば、抜け漏れがないように配慮を
職場で義理チョコを渡すのであれば、全員に行きわたるように配慮するのが鉄則です。「実はもらってない」という方がいると、不公平ですし、後々恨まれる可能性もゼロとはいえません。
できるだけ全員が集まっている場や、退社するタイミングで渡すように心がけることがおすすめです。
個別で渡すのであれば、勤務時間中に渡さない
普段からの感謝を特に強く伝えたい相手の場合は、個別で渡すことが多くなるかと思います。ただ、その人だけにプレゼントを贈るのであれば、いくら仕事上でのお礼の意味を兼ねているとはいえ、ややプライベートなところが含まれてしまいます。
会社風土にもよりますが、基本的には勤務時間は避けたほうが賢明です(オフィス外まで出ると、それはそれで重たくなってしまうので、社内で渡しても問題ありません)。
事前に渡す相手に一声かけておき、定時が過ぎた段階でお礼の言葉とともに渡すのがスマートです。
まとめ
この記事では、職場でバレンタインチョコレートを贈る際のおすすめ銘柄と、職場での渡し方のマナー・注意点について解説してきました。
職場での義理チョコの準備は面倒臭いかもしれませんが、スマートに準備しておくことで、社内からの印象も良くなることが期待できます。
ぜひこの記事を活用して、上手に職場でのバレンタインを乗り切ってください。
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